失注と受注を分けたものは何か。ユーザー企業は何を評価したのか。どんな壁があり,どう克服したのか。受注側,発注側双方のコメントから,あのシステム商談の軌跡をドキュメントで再現する。
初挑戦のBPOサービス提案 事業化目指し社内調整に奔走
根強いビデオ会議不要論 “本番投入”で払拭
デモで得た自信が消し飛ぶ 自社のパッケージを信じて勝負
深い業務知識で顧客をつかむ 利用者が「使いたい」と評価
騒音環境でのIP電話システム 複数回の検証で品質を保証
見込み薄でもあきらめない 検討段階で顧客に食い込む
白紙になったサーバー統合 クラウドに切り替えて受注
仮想化に初挑戦 技術者不在に苦戦
迷う顧客に優先順位を提示 要点絞ったデモで不安を払拭
プレゼン直前に届いた質問状 24時間以内ですべて回答
44万円の研修を無償提供 開発作業に顧客を巻き込む
顧客の要望にノーと言わず 納期1カ月の案件を獲得
一度外された案件に再挑戦 既存資産を生かす手に絞る
最上流から顧客と対話 実績ゼロのソフトを売る
業務知識の豊富さをアピール 見積料金の見直しに腐心
総額5億円のクラウド案件 初期投資を抑える方策を提示
話題のクラウド案件に挑む 「機能不足を補う」と約束
経営トップに食い込み 既存ベンダー3社を退ける
パートナーを巻き込み 大手を制して新規受注
1度のデモが決め手に テレビ会議のイメージを一変
若手営業が本命に挑む 見積料金の不利を覆す
最高点でも成約に至らず ラスト3カ月の活動が奏功
将来性を考慮した提案が不発 食い下がって新規顧客を開拓
開発力に不安を抱く顧客 社内の人事部門も巻き込む
実績重視の新規顧客 コンサルが奮闘し受注
予算との価格調整に奔走 難攻不落の顧客を攻略
受注必須のユニファイド案件 既存ベンダーを最後に負かす
“受注目前”が一転コンペに 勉強会での提案内容を貫く
止まりかけたRFIDの導入案件 気付きを与え、壁を打ち破る
顧客の要求を先回りして提案 上司を動かし料金を引き下げ
業務コストの削減策を逆提案 社内の“事情通”とタッグ
製品説明より課題の把握を 優先顧客の立場で考える姿勢を貫く
入社2年目の営業が奔走 三つの武器で経営陣に訴求
後発SIerが役員を口説き逆転 “100人調査”で提案書作成
400項目の要件すべてに回答 新規参入の不利を乗り越える
ブレードとアプリ流用を提案 低コストと手間いらずを訴求
現場を重視したデモが奏功 製品の解約率ゼロを訴える
納期3カ月の短期決戦 “現実路線”貫き受注
逆提案で本命を覆す ユーザーの社是を実践
月10回以上も客先を訪問 三つの不安を取り除く
顧客の希望は「外資と直接契約」 “当て馬”扱いの日本支社が奮闘
要望の真意をくみ“逆提案” 長年の信頼で本命に急浮上
不安要素は利用部門の評価 自社の優位性をフル活用
現場が白けた初回のプレゼン 顧客の先入観を覆し失地回復
RFPだけが頼りのガチンコ勝負 期待を超える提案への布石とは
総力戦で“ダークホース”が受注 毎週の土曜日訪問で形勢を逆転
手戻りできない短期決戦 SEを使い倒して競合に勝つ
価格競争になれば負ける 「手間いらず」で利用部門を攻略