2004年も日経コミュニケーションのニュースをお読みいただき,誠にありがとうございました。年末年始の恒例となりました“2004年のニュース・トップ10ランキング”をお届けします。この機会に,まだお読みになっていない記事をチェックしていただければ幸いです。

 2004年のアクセス数で他を大きく引き離してトップになったのは,携帯電話業界の現状に警鐘を鳴らした記事。携帯電話会社やメーカー,販売代理店の将来を“ゆでガエル”に例えたところにも高いアクセス数を読んだ理由があるのかもしれません。

 将来を予見する記事ではもう一つ,インターネットの将来への危機感を危機感をあらわにした記事も4位にランクインしました。

 2004年は通信業界が大きく変わった年でした。トップ10には,米カーライル・グループに買収されたDDIポケット(5位),日本テレコムとの提携先から急速に後退していった電力系通信事業者(8位),そして日本テレコムを買収したソフトバンク(10位)にかかわる記事がランクインしました。

 さらに2004年秋に携帯電話事業者3社から出そろった「モバイル・セントレックス」に関する記事(3位)や,ADSLサービスで高いシェアを持つソフトバンクが始めたFTTHサービスに関する記事(2位)にも高い注目が集まりました。

 なお,日経コミュニケーションからのニュースは,2005年1月5日(水)から再開する予定です。2005年も日経コミュニケーションをご愛顧くださいますようお願いいたします。

2004年のニュース・トップ10ランキング
[1位] このままでは全員「ゆでガエル」に--野村総研が携帯電話業界に提言 2004/01/27
[2位] 【緊急連載 変ぼうするFTTHサービスの真実】
「あの料金なら怖くない」,ソフトバンクが料金戦争を避けた理由
2004/10/12
[3位] 【緊急連載 モバイル・セントレックス革命】(1)
ついに姿を現したNTTドコモの無線LAN内蔵携帯,出荷は秋
2004/07/26
[4位] 「このままでは日本のインターネットは崩壊する」,IIJの鈴木社長が総務省研究会で警鐘 2004/02/03
[5位] 【緊急連載・通信業界再編】(3)
「3年前から決まっていたDDIポケット売却」
2004/06/01
[6位] 【新潟県中越地震】
震災時に防災無線が使われなかった本当の理由
2004/11/10
[7位] 通信の“巨悪”NTTを正式に分割すべき--ソフトバンク孫社長がBB推進協議会で熱弁 2004/01/27
[8位] 【緊急連載・通信業界再編】(2)
東京電力はどこに消えた?
2004/05/31
[9位] 孫社長の呼びかけでパブコメ殺到,「1カ月後の公開に向け努力」と総務省 2004/09/07
[10位] 【緊急連載・通信業界再編】(1)
ソフトバンクの狙いは傷付いたブランドの強化
2004/05/28
[11位] 地下鉄ホームをわざと“圏外”に,名古屋市が電磁波対策 2004/08/24
[12位] ソフトバンク38億円の赤字,FTTHは「まだ言えない」 2004/08/11
[13位] 【特報】NTTコムがVoIP携帯に参入,5月にもサービス開始 2004/01/30
[14位] ボーダフォンが4月に携帯電話の新機種,3Gのマイナス・イメージにさようなら 2004/02/02
[15位] 筆者の元に“偽シティバンク”からメール,あなたも釣られないように 2004/08/23
[16位] 「孫社長の主張は全然話にならない」,NTTドコモ中村社長 2004/11/26
[17位] 今度のau携帯は「小型化」を重視,価格を抑えてカメラ機能は控え目 2004/02/16
[18位] ソフトバンクが日本テレコム買収を正式発表,連結1兆円規模に 2004/05/27
[19位] ソフトバンクのIP電話特許に初の物言い,5件中3件が無効と指摘 2004/01/27
[20位] ソフトバンクの「CDMA2000」提供は困難に?,総務省が既存3社に周波数割り当てへ 2004/03/23