コンプライアンス強化やリスク管理、顧客満足度向上といった各種改革活動を推進しようとすると必ず浮かび上がる課題がある。それは「社員の当事者意識をどうやって高めていくか」。各社はここに共通の悩みを持っている。
そうした心の変化を働きかけるには、品質管理ミスがもたらす事故の恐ろしさや、顧客の喜びや怒り、改善活動の楽しさ、といったものを体感してもらうことが効果的だ。様々な経営課題を解決していくうえで、社員一人ひとりの「当事者意識」は必要不可欠だ。
では、各企業はどんな工夫をしているのか。効果的な方法は、社員の五感が刺激される経験を意図的に積ませることだ。そうした「体感の機会作り」の工夫を紹介していこう。
各社が実践する「体感の機会作り」
記者の目
見える化の基準を疑え
事例データベース
アメリカン・エキスプレス・インターナショナル
顧客対応履歴の肉声を公開 サービスの難しさを体感させる