これからのクラウド時代を見据えて、サーバーシステムも変わりつつある。ITproで最近取り上げたニュースの中から、サーバーシステムの最新トレンドを見てみよう。
今、一番にぎやかなプライベートクラウド構築パッケージ
サーバー/ストレージに仮想化ソフトやクラウド管理ツールなどをセットアップした「プライベートクラウド構築パッケージ」が続々と登場している。小規模向けから大規模向けまでラインナップも豊富だ。仮想デスクトップ環境(VDI)の構築に特化したパッケージや、月額利用方式で提供するタイプもある。
デル、仮想サーバー環境をキッティングした「vStart」を国内出荷
日立製作所、小規模クラウド向け「かんたん仮想化ソリューション」強化
MPT、Citrixの簡易VDIをIBMサーバーに載せてパッケージ提供
日立システムズ、Hyper-Vによるプライベートクラウド運用パッケージ
“次の100年を占う製品”、IBMがハード/ソフト一体型「PureSystems」
日立システムズ、社内設置型プライベートクラウドを月額利用方式で提供
加速する「省電力プロセッサ搭載サーバー」への取り組み
クラウド時代を迎え、スケールアウト向きで、低コストに導入・運用できるサーバーの開発が進んでいる。AtomやARMなどの低消費電力プロセッサーを使うことで、電力コストと発熱を抑えるとともに、より一層の高密度化を実現しようとしているのだ。
米Hewlett-Packard(HP)の「Gemini」(開発コード名)は、1ラック当たり数千のサーバーカートリッジを格納するという。
HP、ATOM搭載の低消費電力サーバー「Gemini」を発表
NECは大型メインフレームのプロセッサをItaniumからNOAHに
NECは2004年から「ACOSシリーズ」にItaniumを採用してきたが、今回発表の大型機でプロセッサーをACOS専用の「NOAH-6」に切り替えた。理由は、Itaniumの性能が伸び悩んでいるためだという。日立は事業継続性を高めたメインフレームを発表した。
NECがメインフレーム「ACOS」の新機種、専用プロセッサ「NOAH」が復活
日立がメインフレーム新機種「AP8800E」を販売、事業継続性を向上