米国ラスベガスで2012年1月10日から始まった、コンシューマ向け電子機器の展示会「2012 International CES」――。

 主役はスマートフォン技術だった。スマートフォンそのものと、スマートフォンのプラットフォームを使ったタブレット、Google TVをはじめとするスマートTVが注目を集めた。Windows 8もデスクトップ向けと同時にタブレット向けOSとして強化されている。電子機器のスマート化がスマートフォンの技術を軸として進み、その上のアプリとアプリを作る開発者がますます重要になっている。

機器間の連携や、多様化が進むタブレット端末、テレビの新機軸に注目、2012年のCESが開幕へ

携帯端末の技術がすべてを飲み込む、潮目を迎えるデジタル家電の開発

スマートフォンの新展開

Xperiaシリーズにグローバルモデル「S」と北米向け「ion」、ソニー発表

AT&T、LTE対応Android機「Xperia ion」やWindows Phoneを発表

ソニー・エリクソン、NFC対応のタグを発表

「公私両用スマホ」、VMwareとLGが2010年の発表を結実

米インテル社長兼CEOが講演、Atom搭載スマートフォンを披露

富士通がクアッドコア・プロセサ搭載のスマートフォンの開発を明らかに

スマホで「健康」,デジタル・ガジェットやWebサービスが続々

NokiaブースでLumia 900の実機を展示、日本再上陸の可能性を直撃

スマホアプリによる「3D印刷」、フランス企業が開発

Apple元幹部が率いるベンチャー、インターネット連動の省エネ装置を出展

様々なタブレットが登場

有機EL搭載は7.7型、東芝が13.3~5.1型のタブレット端末4機種を披露

東芝、ワイヤレス給電機能搭載のタブレット端末を披露

Samsungが7.7型の有機EL搭載タブレット、VerizonのLTEに対応

Lenovo社が取り外し可能なキーボード付きAndroidタブレット

スマートTVに熱い視線

LGが「Google TV」対応テレビを開発、自社開発のチップセットを採用へ

パナソニックがMyspace社と提携、ソーシャル・テレビの機能を強化

中国Lenovo社がテレビ事業に参入、Qualcomm社製プロセサで駆動

Windows 8とUltrabook

MSバルマー氏が最後の基調講演、Windows 8とMetroを前面に押し出す

Qualcomm、「Snapdragon」のWindows 8対応を発表

ソニーがパソコンのデザイン・コンセプトを披露、「Windows 8」を意識

Ultrabookへの意気込みを全面に出したIntel社、UIの革新などに開発投資

新しい通信技術に注目

ミリ波を使う「WiGig」対応伝送装置、台湾AzureWaveが出展

クアルコム、ペット向けのタグやP2Pの通信基盤などを披露

バッファローが「5G WiFi」のデモ、実測800Mビット/秒をデモ

開発者が影の主役に

AT&T、API公開など開発者向け施策を加速

AT&Tが“ハッカソン”を開催、18チームが健康アプリの開発を競う