ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズは2012年1月9日、Xperia SがNFC(近距離無線通信)に対応したこと、およびNFCの無線タグ「Smart Tags」を発表した(写真)。NFCは近接通信の仕様で、国内の「おサイフケータイ」のような“タッチ”によるコミュニケーションサービスを実現できる。
開催中の「2012 International CES」に合わせて行われた報道機関向け説明会では、同タグを使ったスマートフォンの設定変更を実演してみせた。NFC対応のスマートフォンをSmart Tagsにかざすと、着信音量や無線LANのオン/オフなどをあらかじめ設定しておいた状態に変更できるというものである。プリインストールされているアプリだけでなく、サードパーティが開発したアプリの設定も変えられるという。
同社では、自宅の室内や勤務先、車内など複数の場所でスマートフォンの設定を変える用途があると見込み、同社では複数のタグを一括販売する予定。残念ながら、国内での販売予定は今のところないという。
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