写真1●Xperiaシリーズの新機種「Xperia ion」(左)と「Xperia S」(国内ではXperia NX、右)
写真1●Xperiaシリーズの新機種「Xperia ion」(左)と「Xperia S」(国内ではXperia NX、右)
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写真2●新社名は「Sony Mobile Communications」
写真2●新社名は「Sony Mobile Communications」
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写真3●「Play on device」で他の端末にコンテンツを転送できる
写真3●「Play on device」で他の端末にコンテンツを転送できる
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 ソニーは2012年1月9日(現地時間)、「2012 International CES」のプレス向けイベントで、スマートフォン「Xperiaシリーズ」の新機種として、「Xperia S」と「Xperia ion(アイオン)」を発表した(写真1)。

 Xperia Sはグローバルモデルであり、本体に透明な素材を用いることで一部を透けたデザインにしたのが特徴。透明素材の下部にはアンテナなどを収納する。1.5GHz動作のデュアルコアプロセッサーを搭載、高速動作を実現。日本国内では「Xperia NX SO-02D」として、NTTドコモを通じて発売する。

 Xperia ionはAT&T向けに開発したLTE(Long Term Evolution)対応機。画面サイズは4.6インチ型と、4.3インチ型のXperia Sよりもやや大きい。今のところ、北米以外での発売予定はないようだ。 

 会場では、エリクソンからの株式譲渡に伴い、現在のソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズの社名が「Sony Mobile Communications」(今回は英字の社名だけが発表)に変更されることも発表した(写真2)。

 端末間の連携を強調した今回のプレス向けイベントでは、連携サービスの一つとしてXperia上のコンテンツをテレビなど別のソニー製品に転送するデモを行っていた。無線LAN経由で対象端末を特定し、目的のコンテンツを選んで転送する。スマートフォンで撮影した写真をテレビに映したり、再生中の音楽の続きを据え置き型のステレオで再生する、といった使い方を想定している。タブレット端末には既に搭載されている機能であり、同社ではこれを「Play on device」と呼んでいる(写真3)。