中堅・中小企業の業務アプリ利用実態(1) 基幹系業務でもパッケージの利用率が向上 (2006/11/14) | |
中堅・中小企業の業務アプリ利用実態(2) 熾烈極めるトップ2製品のグループウエア覇権争い (2006/11/28) | |
中堅・中小企業の業務アプリ利用実態(3) ウイルスバスターのトップは当分安泰 (2006/12/12) | |
中堅・中小企業の業務アプリ利用実態(4) リプレース機運の高まりで賑わい見せるERP市場 (2007/01/09) | |
中堅・中小企業の業務アプリ利用実態(5) 日本版SOX法が財務管理IT化の追い風に (2007/01/23) | |
中堅・中小企業の業務アプリ利用実態(6) パッケージが定着の兆し見せる販売管理 (2007/02/07) | |
中堅・中小企業の業務アプリ利用実態(7) 混戦模様の製品シェア,人事奉行が抜け出す兆し (2007/02/22) | |
中堅・中小企業の業務アプリ利用実態(8) 給与管理は「給与奉行」のシェアが抜きん出る (2007/03/27) | |
中堅・中小企業の業務アプリ利用実態(9) 生産管理は自社製オーダーが過半数占める (2007/04/10) | |
中堅・中小企業の業務アプリ利用実態(10) 伸び悩むCRMとCTI,単独での普及は難しいか (2007/04/25) | |
中堅・中小企業の業務アプリ利用実態(11) 普及進まぬDWHとナレッジマネジメント (2007/05/15) |
ノークリサーチでは国内中堅・中小企業のITアプリケーションパッケージの導入状況に関する実態調査を実施した。この調査は,全国の民間企業約3000社(売上高5億円以上500億円未満でサーバーを導入している企業)を対象に,郵送によるアンケートを実施し,集計・分析したものである。
業種は,製造業,建設業,流通業,小売飲食業,サービス業の5業種。調査期間は2006年6月から9月で,908件のサンプルを得た。なお,サンプル数が昨年調査の708件に対して200件増加したため,本調査は,昨年と比べより実態に近い結果となっている(図1)。
図1●回答企業のプロフィール (Nは回答数) |
回答企業を売上高で見ると,「20億円以上~50億円未満」が21.1%と最も多い。次いで,「100億円以上~300億円未満」が19.6%。「50億円未満」という区切りで見ると46.3%だった。業種別では,中堅・中小企業の全企業での業種割合とほぼ同じ割合となっている。「製造業」が43.4%と半数近くを占めた。次いで「流通業」が18.5%,「サービス業」が17.0%だった。
従業員数は,「100人~499人」が44.5%で最も高い割合を占める。次いで,「50人~99人」の20.9%と続く。「500人未満」で区切れば約9割を占める。さらに「100人未満」で区切れば38.8%だった。
なお,この連載は「2006年版中堅・中小企業のITアプリケーション利用実態と評価レポート:ノークリサーチ発刊」の結果に基づいている。
■伊嶋 謙二 (いしま けんじ) 【略歴】 ノークリサーチ代表。大手市場調査会社を経て1998年に独立し,ノークリサーチを設立。IT市場に特化した調査,コンサルティングを展開。特に中堅・中小企業市場の分析を得意としている。 |