米Gemstar-TV Guide Internationalは,ソニーがBlu-Ray Disc対応DVDレコーダ「BDZ-S77」でGemstar-TV Guide社の電子番組表技術「G-GUIDE Interactive Program Guide(IPG)」を採用する計画を進めていると,米国時間3月27日に発表した。

 Blu-ray Discは,波長405nmの青紫レーザーを使用し,読み出し/書き換え両用の片面単層ディスクに最大27Gバイトのデータを記録するDVDフォーマット。ソニーは世界で初めて同フォーマットに対応するBDZ-S77を,日本で2003年4月10日に発売するとしている。

 BDZ-S77は,地上波アナログ放送用と衛星デジタル放送用の番組表を画面に表示できる。ユーザーが視聴/録画したい番組を指示しておけば,あとは自動的にBDZ-S77が適切に動作する。

 G-GUIDE IPGはGemstar-TV Guide社の次世代インタラクティブ番組表で,日本で使われる番組表形式を採用し,アニメーションなどを使った広告領域を設けるなど,日本市場に合わせてあるという。そのほかの主な特徴は以下の通り。

・G-GUIDEデータの利用は無料で,更新は自動的に行う。2日分の全番組一覧のほか,8日分の注目番組一覧を提供

・ボタンを1つ押すだけで番組の切り替えや録画が可能

・現在放送中の全番組一覧を詳細な情報とともに表示

・G-GUIDE IPG内に番組を表示可能

・G-GUIDEのジャンル情報を使った検索機能

 「録画対応のDVDやハード・ディスク装置付きテレビ・チューナが増え,その容量が大きくなるにつれ,視聴や録画を簡単に行えるG-GUIDEシステムがこうした製品の価値を高める。というのも,同システムは番組一覧や詳細情報を表示するだけでなく,さまざまなエンタテインメント情報を配信できるからだ」(Gemstar-TV Guide社)

 なおソニーは,現在販売中の「Channel Server」や「CoCoon」といったハード・ディスク内蔵レコーダでもG-GUIDE技術を採用している。

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