注目の書籍

好評発売中!

IT業界徹底研究就職ガイド2013年版

IT/ネット業界で働くと いうことを分かりやす く解説。2013年3月卒 業の学生向けの1冊。

必聴講座ご紹介

Cloud Days Tokyo 2012
クラウド時代を勝ち抜く企業戦略を考える

エムオーテックス


Cloud Days Tokyo 2012
クラウド時代の企業インフラとユーザー環境の姿

ヴイエムウェア


Cloud Days Osaka 2012
クラウドでIT維新を〜ビジネスを加速させるベストプラクティス

アマゾン データ サービス ジャパン

情報システム

ニュース

ITpro

「ムーアの法則を継続する」,米Intelが消費電力と発熱を抑える新たなトランジスタ構造を発表

2001/11/27

 米Intelが米国時間11月26日に,同社の研究者が新たなトランジスタ構造を開発した,と発表した。トランジスタの速度や,消費電力/発熱の低減について,「劇的な進歩となる技術」(Intel社)としている。これにより, LSIのトランジスタ数が18カ月で2倍になるという「ムーアの法則」を継続するための技術的障壁が取り除かれるという。

 Intel社はこの新しいトランジスタ構造技術を「depleted substrate transistor」,その素材を「high k gate dielectric」と名付けた。前者は新しいタイプのCMOSトランジスタ。絶縁層の上の超薄シリコン層内にトランジスタを形成することでスイッチのオン・オフを高速化する。

 後者はゲート誘電体の新素材となるもので,現在の二酸化けい素に代える。二酸化けい素を使った場合に比べて,ゲート漏れ電流を1万分の1以下に低減できるという。

 なおIntel社は,ワシントンで12月3日に開催予定のIEDM(International Electron Device Meeting)でこの二つの技術について発表を行う予定である。

 Intel社では,これらの技術を使って開発するトランジスタを「Intel TeraHertz」トランジスタと呼んでいる。これは,1秒に1兆回のオン・オフを行うことから名付けたという。ちなみに人間が同じ回数のスイッチをオン・オフした場合1万5000年かかるという。

 同社がこれまで開発してきた高速小型トランジスタ技術と組み合わせることで,リアルタイムの音声/顔認識、キーボードなしの演算,これまでよりも高性能でバッテリ駆動時間の長い小型電子機器など,新たな用途が可能となる,とIntel社では説明する。

 Intel社ではこれら技術を2005年にも製品に取り入れていくという計画を立てている。

 「これまでの我々の研究でさらに高速小型のトランジスタを開発できることは証明されていた。しかしそこには消費電力,発熱,漏電といった根本的な問題が存在している。我々のゴールはこうした障壁を克服し,現在のマイクロプロセサの25倍のトランジスタを集積しながらも消費電力は増やさないというチップを作ることである」(Intel Labsコンポーネント・リサーチ部門ディレクタのGerald Marcyk氏)

◎関連記事
米モトローラ,GaAs-シリコン半導体の商業化を目指し子会社を設立
米モトローラがシリコンと化合物半導体を結合,「低コスト・高速の光部品に道」
ITを支える次世代技術“カーボン・ナノチューブ"で大きな一歩
「ムーアの法則を超える!」,米IBMが単一分子でコンピュータ論理回路“NOTゲート"を実現
米Bell Labsの研究者が,光通信などに応用可能なヒトデの“レンズ"を発見
「ムーアの法則を分子エレクトロニクスで超える」,米HPが特許を取得
米IBM,直径が数nmの「カーボン・ナノチューブ」使うトランジスタ技術を開発
「次世代LSI製造装置のプロトタイプ完成」と米インテル,10GHzのMPUに道
ムーアの法則はあと10年は大丈夫,米インテルが微細プロセス向け基盤技術を開発

[発表資料へ]

この記事に対するfacebookコメント

nikkeibpITpro

読みましたか? 〜 未読記事をご紹介