イベントレポート
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DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進やレガシーシステムの改修・刷新に投じられる予算や人員には限りがある。その制約のなかでCIOやCDOは、DXのどの領域に注力し、経営資源を配分していくべきか。2023年3月17日開催の「ITイノベーターズ会議」(日経クロステック主催)では、ディスカッションに参加したエグゼクティブメンバー(幹事会員)から「競争領域と非競争領域の見極めが重要だ」と訴える声が相次いだ。
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2023年3月17日に開かれた「ITイノベーターズ会議」(日経クロステック主催)では、「業務の超自動化、レガシー刷新なくして未来なし!」をテーマにエグゼクティブメンバー(幹事会員)が各社のDX(デジタルトランスフォーメーション)の取り組みに触れながら意見を交わした。まず話題にのぼったのは、DXの位置付けである。DXならびにITの戦略を「経営戦略の本丸」に据える必要性を改めて確認した。レガシーシステムのリニューアルを巡る議論も熱を帯びた。
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DX(デジタルトランスフォーメーション)で思うような成果が上がらない、といった声を耳にするが、成果は経営戦略や事業戦略によって生み出すべきものだ。DXというくくり方で成果を出す必要はまったくない――。こう話すのは、荏原製作所で情報通信統括部長兼CIOを務める小和瀬浩之執行役である。2023年3月17日に開かれた「ITイノベーターズ会議」(日経クロステック主催)の基調講演に登壇し、確かな成果を伴いながら着実に歩を進めてきたDXへの強い思いや、成果を引き出すために留意してきたポイントなどを語った。
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DXの推進力を強化し変革を加速するために、人材をいかにして育てるか――。新たな価値の創出を目指す多くの企業が試行錯誤してきたことだろう。人材育成は、2022年11月24日の「ITイノベーターズサミット」)に集まったエグゼクティブメンバー(幹事会員)の共通の関心事でもある。
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「ITイノベーターズサミット」のディスカッションでは、変革リーダーであるエグゼクティブメンバーが2022年の取り組みを総括。なかでも注目すべきは、「完璧主義」や「独自業務プロセスへのこだわり」に対する警鐘である。これらがDXの壁となり、日本企業の競争力低下に直結しかねない、との指摘だ。
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LIXILが目指す未来、DXの要諦と手応え――。こう題して、LIXILの執行役専務 マーケティング・デジタル・IT担当 兼 Chief Digital Officerを務める金澤祐悟氏が語った講演で関心を集めたのは、目に見える形で表れているデジタルトランスフォーメーション(DX)の成果だ。CX(顧客体験)とEX(従業員体験)の向上を両立させるため、「デジタルの民主化」に力を注ぐ。
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2022年9月9日に開かれた「ITイノベーターズ会議」のディスカッションに参加したエグゼクティブメンバー(幹事会員)の関心は、デジタル人材やデータ活用のカルチャーづくりに及んだ。このうちデジタル人材に関する議論では、社内育成が定着しつつあることが浮き彫りになった。
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日経BP総合研究所イノベーションICTラボが主催した「ITイノベーターズ会議」で、エグゼクティブメンバーによるディスカッションが開かれた。テーマは「データ活用でしくじらないデジタル戦略」。データ活用によって売り上げ拡大やCX(顧客体験)向上を実現するために何をすべきか、熱い議論が交わされた。
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デジタルトランスフォーメーション(DX)は、これまで培ってきた知見を否定するものではない。データ活用で今までの強みをさらに強化する――。こう話すのはヤマハ発動機IT本部デジタル戦略部の新庄正己部長である。
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PoC(概念実証)で実証しないと有用性が分からないようなコンセプトなど、ほとんどないのではないか――。日本を代表する企業のデジタル変革リーダーが集う「ITイノベーターズ会議」(2022年6月14日開催)で、エグゼクティブメンバー(幹事会員)らがこれまで取り組んできたPoCを改めて検証した。