英Reutersは米国時間1月18日に，同社の金融機関向けインスタントメッセージ（IM）サービス「Reuters Messaging」の使用における法規準拠を支援するためのプログラム「Compliance Partner Program」を発表した。顧客企業が新規制の要件に対応するためのツールを提供する。
一部の金融サービス会社は，米証券取引委員会（SEC）や米証券業協会（NASD）などにより，IMの監視や収集を義務づけられている。また，社内規範に沿ったIM通信の管理を図っている企業もある。同プログラムは，企業がReuters Messagingのトラフィックを監視，ログ記録，収集できるよう支援する。
同プログラムの立ち上げにあたって，Reuters社はIM管理ソフトウエア・ベンダーの米Akonix Systems，米FaceTime Communications，米IMlogicと提携を結んだ。FaceTime社の「IM Auditor」やIMlogic社の「IM Manager」など，IMのセキュリティ，管理，制御に関するツールを利用する。
同プログラムは，Reuters社の既存のロギング製品を補完するもの。同社は引き続き，顧客への法規準拠向け製品の提供を拡大する計画である。「Reuters Messagingユーザーのメッセージング利用が適切な監視を受け，法規準拠で要求される情報の露出が最小限にとどまることを保証する」（Reuters社）
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[発表資料（Reuters社）]
[発表資料（IMlogic社）]
[発表資料（FaceTime社）]
