米Time WarnerのAmerica Online（AOL）は，インスタント・メッセージング（IM）ソリューションを手掛ける米FaceTime Communicationsとの提携を拡大し，IM事業のパートナ企業「AIM Certified Partner」に認定した。AOL社が米国時間4月12日に明らかにしたもの。
AOL社は提携により，FaceTime社の企業向けソフトウエア「IM Director」と「IM Auditor」を，AOL社のIMサービス「AOL Instant Messenger（AIM）」向け管理／セキュリティ製品として認定した。IM Directorは，複数のIMネットワークにおけるユーザー・ポリシーを管理／制御するための企業向けソフトウエア。またIM Auditorは，政府が定めるIM関連の規定準拠を支援する製品で，財務サービス企業，医療保健機関，電力会社などに向けたもの。
「企業はFaceTime社のソフトウエアを利用することで，規定に準拠しながら，社内ネットワークのすべてのIMトラフィックを集中的に管理できる」（AOL社）
AOL社は，「AIM Certified Partnership Program」を通じて，AIMネットワーク向け製品をソフトウエア・ベンダーと共同開発している。製品認定を通じて，互換性，プライバシの保護，ネットワーク・インフラのセキュリティを保証する。
AOL社Desktop Messaging担当上級副社長の Edmund Fish氏は，「FaceTime社の革新的な製品は，IMに依存する企業のIMトラフィックを管理し，セキュリティを強化できる。当社の製品と併用することで，より安全なIM通信が実現する」と述べた。
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