New York Post紙は先週,米Microsoftが米Time WarnerからAmerica Online(AOL)を買収することを検討中という奇妙なうわさを報じた。どうやらMicrosoftとTime Warnerは,MSの技術をTime Warnerのコンテンツ・ビジネスに使う交渉を既に進めていた。その交渉の最中にMicrosoftは,Time Warnerが苦戦を続けるAOL部門を売却する機会を探っていたことを知ったらしい。

 こうした取引は明白な独占禁止法の問題があるので,米国政府によって阻止されるだろう。その一方で,われわれは企業べったりのブッシュ政権のことを思い浮かべる。彼らは,米国史上最も偏った独占禁止法上の勝利を得たが,一方,最も弱い和解に変えた。だから,この一件に関しても,何が起こってもおかしくないと思う。

 ただ1つ問題があるとしたら,「New York Post」が報じているというおかしさだ。ただ,このうわさは,もっと信頼できるネタをWebにある個人のブログからも拾える。

(Paul Thurrott)