米VERITAS Softwareと米BEA Systemsは米国時間4月12日に,ユーティリティ・コンピューティング・プラットフォームの開発,販売,マーケティングに関して世界規模の戦略的提携を結んだと発表した。
具体的には,VERITAS社のアプリケーション・サーバー向け性能管理ツール「VERITAS Indepth for J2EE」,クラスタリング・ソフトウエア「VERITAS Cluster Server」,サーバー・プロビジョニング・ソフトウエア「VERITAS OpForce」と,BEA社の「WebLogic」および「Tuxedo」プラットフォームを組み合わせる。あらゆる主要なOS,ハードウエア,企業アプリケーションに対応させるとしている。
企業は,再利用可能なアプリケーション・サービスを導入し,重要な業務機能の自動化を図る傾向にある。BEA社のインフラとVERITAS社のユーティリティ・コンピューティング・ソフトウエアを組み合わせ,アプリケーション・サービスの再利用を広範に適用することで,アプリケーションの性能と可用性を向上し,事業変化への対応とIT管理を効率化できるようにする。「最終的には,運用コストの削減につながる」(両社)
「両社は,顧客が必要とするときにアプリケーションが稼働し,迅速に重要な情報を処理し,需要の変化に応じて拡張できる環境の実現で協力する」(VERITAS社製品部門上級バイス・プレジデントのMark Bregman氏)
BEA WebLogic Serverと組み合わせたVERITAS Indepth for J2EEおよびVERITAS Cluster Serverは同日より利用可能。価格はそれぞれ4000ドルからと2995ドルから。VERITAS OpForceとBEA WebLogic Serverの組み合わせは2004年後半に利用可能にする。価格は未定。
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