韓国のSamsung Electronicsは，ビデオ撮影や音楽再生機能を備えるcdma2000 1x EV-DO対応携帯電話機「SCH-V410」を現地時間11月6日に発表した。11月10日より利用可能とする。価格は70万ウォン（約593米ドル）を切る程度という。
同製品の主な機能は以下の通り。
・ビデオ撮影：
最大で約2時間分の映像を撮影でき，編集機能も備える
・音楽再生：
音楽データをダウンロードしてステレオ再生が行える。1曲3Mバイトとして，最大で30曲の保存が可能。操作ボタンはきょう体の外側に付いているので，再生時に電話機を開く必要がない
・カメラ：
31万画素のフラッシュ付きカメラを搭載。逆光補正機能を備えており，明暗の差が大きな状況でも鮮明な画像を撮影できるという
・マルチメディア：
ビデオ・オンデマンド（VOD）サービス，音楽を使った着信音や待ち受け画像のダウンロードに対応する
・画面：
26万2000色表示可能なTFT液晶によるメイン画面のほか，16段階グレー・スケール対応の有機LED画面を備える
・その他：
テレビやDVDプレーヤ，ビデオデッキなどの家電品用リモコンとしても利用可能
さらにSamsung社は，同製品のPCS対応版「SPH-V4300」の販売も計画している。
◎関連記事
■「2003年Q3の携帯電話機出荷台数，前年同期比21％増で1億3010万台」，米IDCの調査
■「カメラ付き携帯電話市場は急成長するが，長期的な成功は顧客満足度次第」，米IDC
■「消費者が次の携帯電話機で最も重視する機能は画像メッセージングとPush-to-Talk」，米調査
■「米国の消費者は，スマートフォンよりもシンプルな携帯電話を好む」，米Jupiterの調査
■「所有している携帯電話の最大の魅力はコストの低さ」，独シーメンスの調査
■「2003年のカメラ付き携帯電話機出荷台数，前年比2倍強の5500万台に」，英企業の調査
■「2006年に西欧で販売される携帯電話機の66％はカメラ内蔵」，米Gartnerの調査
■「2007年までに世界の携帯電話ユーザー数は20億人に達する」，米In-Stat/MDRが予測を発表
[発表資料へ]
