米Sun Microsystemsは,テレビ番組制作会社WGBH Bostonとともに,デジタル資産管理のテスト・センター「Sun iForce Solution Center for Digital Asset Management」の開設を米国時間11月4日,発表した。

 同センターは,放送ネットワークやテレビ局といったデジタル・メディア事業向けの機能検証設備を提供する。行政機関や教育機関による利用も視野に入れる。「静止画像,グラフィックス,テキスト,ビデオ,オーディオなどのデジタル資産にかかる費用の削減と,所有コンテンツを使った新たな収入源の獲得を支援する」(Sun社)

 Sun iForce Solution Center for Digital Asset Managementでは,Sun社のアーキテクチャ「Digital Asset Management Reference Architecture」を用い,デジタル管理プラットフォームの設計と導入の詳細な手法を提供する。同アーキテクチャは,実装ガイドや規模評価ガイドをはじめ,世界中のiForce Centersの機能検証設備へのアクセスを提供する。「顧客は,実際の制作環境にインフラを導入する前に,詳細な情報に基づく判断を下すことができる」(Sun社)

 Digital Asset Management Reference Architectureは,WGBH社とSun社が,米Artesia Technologiesやソニーの米国法人Sony Electronicsの協力を得て,共同開発した。米Apple Computer,Thomson Broadcast and Media Solutions社,Harris Automation Solutions社,米Telestream,英AutonomyのVirage事業などによる技術も組み込んでいる。

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