米Siebel Systemsと米webMethodsは，webMethods社の統合プラットフォーム「webMethods Integration Platform」上で動作するSiebel社のアプリケーション統合ソリューション「Universal Application Network（UAN）」の提供を始める。両社が米国時間8月20日に発表したもので，同日より利用可能とする。同ソリューションは，通信／メディア／エネルギ（CME）業界向けという。
UANはSiebel社が他社と共同開発したアーキテクチャで，標準技術を利用して業務統合を行う。パッケージ化されたアプリケーションと統合サーバー上で動作する特定業界向け業務プロセスが含まれており，これまでの統合手法と違い高額な経費と複雑な作業は必要ないという。「UANを導入すると，既存のIT資産を活用しつつクラス最高のアプリケーションを導入し，複数のアプリケーションにまたがる業務プロセスを最適化できる。その結果，組織の俊敏性向上と総所有コストの削減が可能となる」（両社）
webMethods Integration Platform上でSiebel社のCME業界向け統合アプリケーションを動作可能とすることで，webMethods社はUANへの対応状況を拡大する。「同ソリューションにより顧客は，重要な業務プロセスの自動化と，複数のITシステムへの手作業によるデータ入力の廃止を実現する最適なアーキテクチャとソリューションを入手できる。このことは，データ品質の向上，運用コストの低下，顧客セールスやサポート業務の効率向上といったメリットをもたらす」（両社）
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