米J.D. Edwardsが米国時間1月28日に,Customer Relationship Management(CRM)アプリケーションの最新版「CRM 2.0」を発表した。新たに175以上の新機能を追加したという。

 「CRM 2.0により,企業は社内と社外におけるコラボレーションを展開し,顧客のニーズに迅速に応えることができる。また,コスト管理能力を高め,収入を引き上げることが可能だ」(J.D. Edwards社)

 CRM 2.0は,同社の「eXtended Process Integration(XPI)」技術と「Data Model Inheritance」機能を組み合わせており,同社のSupply Chain Management(SCM)アプリケーションやEnterprise Resource Planning(ERP)アプリケーションと密に連携する。

 CRM 2.0の主な特徴は以下の通り。

・SCMアプリケーション「Demand Consensus」との統合機能:Demand Consensusは,データの履歴をもとにした分析ではなく,人間の推測を取り入れた予測分析を行う。CRM 2.0で販売見通しの情報を取得し,その情報をDemand Consensusに送れば,「より詳細な予測分析が可能」(J.D. Edwards社)。

・「Mobile Sales」機能:Synchrologic社と協力し,営業社員が外出先からでもビジネス・アプリケーションを利用したり,情報にアクセスできるようにする。

・「Service Management」ソリューション:「Contact Center」アプリケーションと「Field Service」アプリケーションで構成する。サービスの履歴を確認したり,現在実行しているサービスを管理することが可能。

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