米PeopleSoftが米国時間9月26日に,HCM(Human Capital Management)とCRM(Customer Relationship Management)を統合した人事向けソリューション「PeopleSoft HelpDesk for Human Resources」を発表した。

 人事専用のツールと社員向けのセルフサービス機能を組み合わせ,「人事に関する問題や問い合わせの即時解決を可能にする」(PeopleSoft社)としている。

 PeopleSoft HelpDesk for Human Resourcesは,人事担当者に各従業員の履歴や人事データを提供し,全社員の人事問題をリアルタイムで管理し,解決できるようにする。人事担当者どうしで互いのナレッジを利用しあうことも可能。

 また,セルフサービス機能により社員が自身で問題を解明するので,人事担当者はより戦略的な取り組みに集中することができる。「従業員の満足度と生産性の向上につながる」(PeopleSoft社)

 「PeopleSoft社は,顧客向けサービスのプラクティスと従業員向けサポート・プロセスを組み合わせた人事ヘルプデスク・ソリューションを提供する初めての企業となる。一般的なセルフサービス・チャネルでは対応できない複雑な問題を解決するためのサポートを人事担当者に提供する」(PeopleSoft社HCM部門バイス・プレジデント兼ジェネラル・マネージャのDoug Merritt氏)

 PeopleSoft HelpDesk for Human Resourcesは2003年初頭に利用可能にする予定である。

◎関連記事
「人事管理アプリへの支出は採用から従業員のトレーニングに移行」,米META Groupの調査
米Oracleが企業の財務,人事,プロジェクトのビジネス・フローを統合する「FastForward Flows」を発表
独SAP,従業員向けセルフサービス・アプリケーション「SAP EPS」を発表
企業のセルフサービス・アプリケーションを統合させる製品を米BroadVision社と米webMethodsが発表
金融機関で導入が進むWWWの「セルフサービス」機能,2004年の投資額は3倍へ
米BroadVisionがSun ONEのサポートを表明,セルフサービス・アプリとWebサービスを統合
米シーベル,従業員の能力を伸ばす学習アプリケーションを提供
注目集める企業情報ポータル

[発表資料へ]