米J.D. Edwardsが米国時間10月9日に,同社のCRMアプリケーションの最新版「Advanced Order Configurator(AOC)」を発表した。販売員や顧客は,特定の製品のバリエーションをリアルタイムで見ることができ,オーダー・メイド製品の購入プロセスが高速化されるという。オーダー・メイド製品のコストを削減する。「J.D. Edwards 5」ファミリのCRM製品ラインからの最新のリリースとなるAOCは,新しいカタログ変換機能,ルール・マネージャ,AutoCAD機能を強化している。

 最新版に加えられた主な強化機能は次の通り。

・新しいポイント&クリック式の「Rules Manager」
システムの実装または新製品の導入時に,製品のカスタム設定を簡単にする。製品担当は,テーブルを使って,有効な組み合わせ規則の管理,削除,編集ができる。

・AutoCAD製品との互換性
顧客は,製品を施設の図面上にレイアウトできるようになり,販売サイクルを短縮できる。CADによって可視化を増加することにより,製品をクライアントに正確に提供できる。

・自動カタログ変換機能
グローバルな設定に対応するために自動的にカタログを変換する機能を提供。

 AOCのユーザーは,販売注文を入力するときにリモートのデスクトップやラップトップから製品のイメージを見て,構成を確かめることができる。また,企業のファイヤウォール内にあるときには,Webまたは接続モードAOCにアクセスすることもできる。

 「J.D. Edwards 5」ファミリ内のその他のCRMアプリケーションには,「Sales Force Automation」,「Contact Center」,「Customer Self-Service」,「Field Service Management」,「Partner Relationship Management」,「Storefronts」がある。

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