米Compaq Computerと米Lucent Technologiesが米国時間3月11日に,Compaq社製品の無線データ通信機能搭載に関して提携を結んだことを明らかにした。
Compaq社とLucent社は協力体制を敷き,Compaq社のPocket PC「iPAQ」とノート・パソコン「Evo」(「1xEV-DO MultiPort Module」を装着)でLucent社の第3世代(3G)CDMA2000およびUMTS無線ネットワーク装置を利用できるようにする。「モバイル機器を利用する会社員が,WWWブラウジング,モバイル電子メール,ビデオ・ストリーミングといった高速モバイル・データ通信を,最大2.4Mbpsの速度で利用できる環境を提供する」(両社)としている
また,両社はCDMA2000 1X,CDMA2000 1xEV-DO,UMTS対応の製品開発とテスト,マーケティングのほか,研究所や実地試験のテクニカル・サポートも共同で行う。
「両社の協力は,モバイル事業者の世界的な高速データ・ソリューション導入を促進するための重要なステップである」(両社)
両社は,フロリダ州オーランドで3月18日~20日に開催される「Cellular Telecommunications and Internet Association Wireless 2002」で,Lucent社のCDMA2000 1xEV-DO対応装置とCompaq社の「Evo Notebook N600c」(1xEV-DO MultiPort Module装着)を用いた3G高速データ転送のデモンストレーションを行う。
◎関連記事
■米ルーセントとベルギーのOptionが,UMTS対応無線PCカードの開発/製造で提携
■米サンがモバイル・サービス向け製品や技術,サービスをデモへ
■「モバイル・データ・サービスの市場規模は今後10年で40%増」と米調査会社
■「米国ユーザーの63%はモバイル・データ・サービスに対価を支払う」と米調査
■Java搭載ケータイをPDAにする「X21」,J2ME MIDP版をリリース
■高付加価値モバイル・サービスへの関心度,高いのはイタリア,米国は低い
■米国のモバイル・ネット市場,7年間で62倍の258億9000万ドル規模に
■「米企業の21%と欧州企業の35%がモバイル・ソリューションに着手」と米IDC
モバイル・インターネットに関する情報は総合IT情報サイト『IT Pro』の「モバイル」で詳しくお読みいただけます。
[発表資料へ]