米Avayaと日立製作所の情報ネットワーク・サービス事業がCRMおよび次世代通信ソリューションの共同開発と提供で事業提携を結んだ。両社が2月21日に明らかにしたもの。また日立は,日本でAvaya社製品の販売を行うAvaya社「BusinessPartners」の1社となる。
提携の第1段階として,既存の日本における日立の顧客にAvaya社のCRM製品を推奨する。次の段階で両社は,音声とデータが分かれている顧客のネットワーク・システムを一つのIP統合ネットワークに組み込むための共同サービスを開発する。同時に,新たな次世代通信ソリューションの開発についても協力体制を敷く。また,「日本以外の市場でも事業機会を探る」(両社)としている。
「日立のような強力な企業と提携を結んだことをうれしく思う。日本は我が社にとって最も重要な市場の一つだ」(Avaya社世界販売部門上級バイス・プレジデントのDavid P. Johnson氏)
また,日本アバイア代表取締役社長のMark Uno氏は「コミュニケーションのスタイルは劇的に変化している。両社の能力を組み合わせ,次世代通信ソリューションの新たな市場を開拓する。企業やサービス・プロバイダのネットワークがますます複雑化しており,よりシンプルな管理しやすいネットワークが求められている。同時に豊富な機能,高い信頼性と柔軟性も要求される」と述べた。
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