米CMP Media, LLCが米国時間4月16日に,技術系ソリューション・プロバイダに勤める従業員の年収に関する調査結果を発表した。同社の発行誌「CRN」が企業のマネージャ,営業社員,技術社員1115人を対象に,2000年と1999年の報酬について2001年2月~3月に調査を実施したもの。
それによると,2000年の平均年収は男性が6万7500ドル,女性が5万2500ドルで,28%の格差が生じている。営業社員をみると,男性の平均年収が7万3500万ドル,女性が4万5000万ドルで,格差は60%以上になる。ただし男女格差は縮まりつつある。1999年における男女の年収格差は37%だった。
「営業社員の年収には,経験年数が大きく反映されることが調査で明らかになった。しかし,男性営業社員と女性営業社員の経験年数の差は平均2年程度で,60%以上の年収格差を生むほど十分な開きとはいえない」(CRN誌のJohn Roberts氏)。
技術系社員の場合,男女格差はほとんどなくなっている。技術系社員674人を対象に調査したところ,女性の平均年収は6万7500万ドルで,男性の6万5000万ドルをわずかに上まわった。技術マネージャ・レベルでも同様の結果があてはまる。
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