「ENT」誌と「Microsoft Certified Professional Magazine」誌が行ったIT職の給与調査を,発行元である101communications社が米国時間8月3日に発表した。

 Microsoft Certified Professional Magazine誌の調査によると,2000年の米国におけるMicrosoft Certified Systems Engineers (MCSE)1人あたりの年収は6万7800ドル。昨年は6万5100ドルだった。経験が1年未満のMicrosoft認定プロフェッショナルの基本給は4万5800ドルだが,毎年確実に昇給し,例えば5年の経験者では6万ドルになる。

 ENT誌の調査では,supply chain management (SCM)やcustomer relationship management (CRM)などに関する企業間電子商取引のスキルを所有するITプロフェッショナルが高額の給料を手にしているという。Oracleを扱えるデータベース管理者,XMLやJavaの知識を持つプログラマも需要が高い。

 ITマネージャと管理者の年収はおよそ5万6000ドル~12万ドル。プログラマとアナリストは3万5000ドル~7万5000ドル。ネットワークとWWW管理者は4万2000ドル~7万ドル。それぞれ経験や責務によって異なる。

 企業間電子商取引に関する能力はCIOレベルの年収に最も影響を与える。CIOがSCM導入の決定権を持つ場合,年収は38%上昇する。また,企業間電子商取引業務を監督する中間管理職は30%以上年収が高い。

[www.businesswire.comに掲載の関連資料]