米CareerBuilderが米国時間2月6日に,米国会社員の仕事に対する満足度などについて調査した結果を発表した。カナダのSurveySiteがCareerBuilder社の依頼を受けて調査を実施したもの。

 米国の会社員10人のうち約4人が2001年に転職先を見つけるつもりだという。全体的に仕事に対して満足しているものの,2000年より多くの会社員が転職を考えている。2001年に転職する予定の回答者のうち70%は半年以内に転職するという。

 「“文句を言わぬ転職希望者”は常に転職の機会をうかがっており,リストラなどのニュースを聞いても楽観的である」(CareerBuilder社のDiane Strahan氏)。

 仕事に満足しながらも転職を考えている会社員は,新たな職場を探す際の重要な項目として,より良い「給与」「職場環境」「仕事と家庭のバランス」を挙げた。また,81%が職探しにインターネットの求人サイトを,86%は新聞の求人広告を利用すると回答した。

 「会社員は積極的に転職先を探しているわけでなくとも,オンラインで求人サイトをチェックし履歴書を送るなどしている。求人サイトを利用する理由は『簡単』『便利』『対象を絞ることができる』などだ」(Strahan氏)。

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