Rubyプログラミングコンテストで優勝した小学6年生、情報技術者試験の最年少記録を更新した10歳---今週は、小学生が活躍するニュースが相次いだ。中学生の時にRubyのコミッタ(ソースコード変更権限を持つ開発メンバー)になった少年や、Linuxカーネルを改良し本体に取り込まれた少年もいる。小中学生にプログラミングを教える取り組みも増えてきた。
そんな、驚異の小中学生と、小中学生向けプログラミング教室を紹介する。
驚異の小学生たち
東京都の武蔵野東学園武蔵野東小学校6年山内奏人くんは、中高生国際Rubyプログラミングコンテスト2012 U-15(15歳以下)の部の最優秀賞を受賞した。先日発表された情報処理推進機構(IPA)の平成24年度秋期基本情報技術者試験の最年少合格者は10歳だった。
中高生Rubyプログラミングコンテスト2012、U-15最優秀賞に小学6年生
IPAが基本情報技術者試験の合格者を発表、最年少は「10歳」で記録更新
驚異の「スマホ世代」

灘高等学校1年生の矢倉大夢くん(15歳)は中学2年生の時、Linuxカーネルのバグを修復するパッチを作って、カーネル本体に採用された。今年、IPAの「未踏プロジェクト」に最年少で採択された。福森匠大くん(15歳)は中学3年生の時、Rubyのソースコード変更権限を持つコミッターに選ばれた。
小中学生向けプログラミング教室が各地で

小学生、中学生を対象にしたプログラミング教室が、各地で始まっている。
石巻や仙台などの小学生にプログラミング教室、NPO法人CANVASが開始
「プログラミングという“魔法”を使おう」、岩手県大槌町で中高生Ruby教室開催
MITが開発した教育用ビジュアルプログラミング環境「Scratch」

石巻や仙台などの小学生プログラミング教室で採用されているのが、MIT(マサチューセッツ工科大学)が開発した教育用ビジュアルプログラミング環境「Scratch」。ブロックをマウス操作で配置することでプログラミングを作成できる、親しみやすい開発環境だ。