松江市は2012年2月24日、平成24年度の松江市長施政方針を公開、その中で市立中学校でRubyによるプログラミングの授業を開始することを明らかにした。また「Ruby e-Learning事業」を実施、中学生が自宅のパソコンでRubyを学習できるようにする。

 Ruby e-Learningでは、中学生が継続して興味、関心が持てるよう、例えばクイズ形式にするなどの工夫を凝らし、進捗度合いに合わせたフォローアップができるようにする方針。

 松江市ではRubyの作者であるまつもとゆきひろ氏が市内に在住していることから、Rubyによる産業振興を図る「Ruby City Matsueプロジェクト」を推進している。その一環として2008年から中学生を対象としたRuby教室を開催しており、すでに10回以上実施している(関連記事)。

 施政方針では「『Ruby人材の育成』と『IT産業の振興』が両輪となり、地元の優秀な人材が、地元のIT企業へ就職する仕組みを確立していくことにより、一層、若者の定住促進につなげたい」としている。

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