電源線による家庭内ネットワークの標準化を進める業界団体HomePlug Powerline Alliance（HPA）は，電源線LAN経由で家庭内の各種機器を制御する仕様「HomePlug Command & Control（HPCC）」について，第2段階の策定作業を開始した。HPAが米国時間7月29日に明らかにしたもの。HPAは活動への参加を呼びかけている。
HPCCは，照明，エアコン，セキュリティ装置など，各種機器の制御を電源線経由で行うための技術仕様。既存の電源線向けLAN仕様「HomePlug 1.0」「HomePlug AV」「HomePlug BPL」に比べてデータ転送速度が遅いので，低コストで実現できるという。
米Radio Shack技術担当ディレクタのPete Griffin氏（同氏はHPAの会長を務める）は，「2007～2008年までに，LAN経由で制御可能な機器の販売台数は毎月数100万台になるという市場予測がある」と述べる。
HPCCの策定作業は，HPAメンバー企業で構成する技術評価グループ（TEG：Technical Evaluation Group）が担当し，提案要請（RFP：Request for Proposal）を行う。活動参加などの申し込み締め切りは2005年8月5日。
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