米Deloitte & Touche USAは,ホリデー・シーズンのショッピングに関する米国消費者の動向について調査した結果を,米国時間11月10日に発表した。それによると,実際に商品を購入する前にインターネットで調べるという米国消費者は53%。フィラデルフィアでは最もその割合が多く,58%だった。

 過去数年の傾向として,米国消費者がホリデー・シーズンにかける金額は増えているものの,利用する販売店数は減っている。66%の米国消費者は,「より少ない販売店で商品購入を済ませるつもりだ」と答えており,フィラデルフィアの消費者の場合,その割合は70%にのぼる。「忙しい生活を送っていることや,24時間利用可能なオンライン・ショッピングが拡大していることが要因だ」(Deloitte & Touche社)

 また,オンラインで商品を購入する理由として,「24時間いつでも利用できて便利だから」と答えた米国消費者は73%,フィラデルフィアの消費者の場合で77%だった。

 その他の主な調査結果は以下の通り。

・今年の注目商品はギフト・カード。米国消費者の34%がレストランのギフト・カードを購入する予定(フィラデルフィアの消費者の場合39%)

・フィラデルフィアの消費者の71%が,今年のホリデー・シーズンに昨年と同様か若干多い予算を当てている。購入予定の商品数は平均20個

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