米Jupitermedia傘下のJupiterResearchは米国時間11月1日,2004年のホリデー・シーズン(2004年11~12月)のオンライン支出に関する調査結果を発表した。それによると,オンライン支出は216億ドルに達する見込みで,前年のホリデー・シーズンと比べて19%増加するという。

 同社は,ホリデー・シーズンにオンラインで買い物をする米国人を「前年の7300万人よりも18%多い8600万人」と予測している。この増加により,オンラインの売上高が引き続き2ケタ成長となり,「購入者1人あたりのオンライン支出額も前年と比べて2%増えるだろう」(同社)。

 目玉となる商品カテゴリは,玩具,書籍,アパレルなどだが,消費者が「今年は,これまでよりも幅広い商品をオンラインで買う」と述べていることから,オンライン購入するカテゴリが増えるものとみられる。

 「今年のホリデー・シーズンで顧客を獲得するために,小売業者は,ショッピング・カートや買い物リストに入っている商品について,価格の変更や在庫薄が生じた場合に電子メールで通知すると良いだろう」(JupiterResearch社アナリストのPatti Freeman Evans氏)

 ちなみに,米メディアの報道(CNET News.com)によると,米Forrester Researchは感謝祭からクリスマスまでのホリデー・シーズンの売上高を「約136億ドル前後」と予測している。

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