フィンランドのNokiaと米Ford Motorは，車載用携帯電話ハンズフリー・システムを共同開発した。Nokia社が現地時間11月3日に明らかにしたもの。同システムは音声で操作できるほか，Bluetoothによる接続が可能。Nokia社以外のメーカーの携帯電話機も利用できる。
同システムと携帯電話機は，Bluetoothまたはケーブルで接続する。携帯電話機の画面情報はカー・オーディオのディスプレイに表示し，操作は自動車に取り付けられたボタンで行う。多くの機能は，話者依存または話者非依存の音声認識機能により，ハンズフリーで操作可能。電話帳検索，通話，テキスト・メッセージの送受信など，電話機の主な機能が利用できる。外付けGSMアンテナも用意する。
当初同システムは，新型「Ford Focus」に搭載し，「Focus C-Max」などほかのモデルにも順次採用していく。欧州で2004年第4四半期中に利用可能とする。
またNokia社は同日，日産自動車と共同開発したハンズフリー・システムも発表した。新型「Nissan Primera」に搭載し，欧州で既に利用可能となっている。
同システムは，日産の「N-FORM」制御システムを使用し，7インチのカラー・ディスプレイに情報を表示する。ハンズフリーで携帯電話機を操作でき，ディスプレイには電話帳などの表示が可能。Ford社向けシステムと同じく，Nokia社以外のメーカーの携帯電話機も利用できる。
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