米Xeroxは,2004年第2四半期の決算を米国時間7月23日に発表した。売上高は38億5300万ドルで,前年同期の39億2000万ドルに比べ2%減少した。純利益は,2億800万ドル(希薄化後の1株当たり利益21セント)で,前年同期の8600万ドル(同9セント)に対し大幅増益となった。

 機器の売上高は,前年同期比で約5%増。オフィス/製作用デジタル機器および付加価値サービスの売上高は同4%増で,総売上高の73%を占めた。カラー製品の売上高は前年同期に比べ17%増加し,総売上高の25%を占めている。

 粗利率は41.3%。前期に比べ改善し,2004年通期の目標に沿ったペースとなった。営業キャッシュ・フローは2億5600万ドル。

 またXerox社は,通期の1株当たり利益予測を80セント~84セントの範囲に上方修正した。これまで同社は,67セント~72セントの範囲になるとみていた。

 そのほかの今後の業績については,2004年第3四半期の1株当たり利益が11セント~15セントの範囲と見込む。

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