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IEEEが電源線を介したBPLハードウエア規格の策定作業を開始,「2006年半ばの完成を目指す」米国電気電子技術者協会(IEEE:Institute of Electrical and Electronics Engineers)は,電源線を介した広帯域接続(BPL:Broadband over Power Line)用ハードウエア規格「IEEE P1675( Standard for Broadband over Power Line Hardware)」の策定作業を開始した。IEEEが米国時間7月20日に明らかにしたもの。「2006年半ばの完成を目指す」(IEEE)という。 同規格は,地上および地下で利用するBPLインフラのハードウエアに関して,包括的な標準となることを目的とする。また,BPL機器を安全に設置するための指針も提供する。 BPLでは,コンピュータとルーターを組み合わせた機器とカップラを利用する。変電所に送られてきた信号を光ファイバから引き込み,中圧線の電流にのせて送り出す。信号強度を保つために,中継器を約800m〜1600mごとに設置する。 家庭や企業の近くにある中継器もしくはルーターは,変圧器に届く手前で信号を中圧線から取り込み,変圧器の反対側にある低圧線に送り込む。これにより,信号は建造物の低圧線すべてに流れることになり,ビルや家屋の電源線にモデムを接続すれば,広帯域接続を簡単に行える仕組みである。 IEEE,BPLワーキング・グループ議長のTerrence Burns氏は,「電力網を,広帯域接続を行うための媒体として利用することで,インターネット接続の新たな選択肢を提供できるほか,“最後の1マイル”問題を解決できる」と説明する。 「BPLがもたらす恩恵は非常に大きく,ほとんどの電力会社がBPLの提供を検討している。しかし一方で,中継器やルーター,中圧線と低圧線向けのカップラなど,インフラに必要な機器の安全性や性能を判断する基準が普及していないことが障害になっている。また,機器の設置や運用などに関する指針も必要だ。IEEE P1675規格の策定は,このような問題を解決する一助となるだろう」(同氏)
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