米Microsoft，米Juniper Networks，米Lucent Technologies，ノルウェーのTANDBERG Televisionが，イリノイ州シカゴで開催されている通信関連の展示会SUPERCOMM 2004で，IPテレビ（IPTV）用ソフトウエア・プラットフォーム「Microsoft TV Internet Protocol Television（IPTV）」を使ったデモンストレーションを共同で行う。Microsoft社が米国時間6月22日に明らかにしたもの。
Microsoft TV IPTVは，既存のIPブロードバンド・ネットワーク上で複数チャンネルのデジタル・テレビサービスを消費者に提供するための，ネットワーク事業者向けソリューション。各社はSUPERCOMM 2004のデモンストレーションで，通信プロバイダがどのようにして放送およびオンデマンド・ビデオ・コンテンツの取得／エンコード／管理を行うか示す。
Microsoft社Microsoft TV部門担当副社長のMoshe Lichtman氏は，「IPTV市場の急速な立ち上がりが，ブロードバンド・ネットワーク事業者にまったく新しい大きなチャンスをもたらす」と述べる。「当社と業界のパートナ企業が協力することで，技術革新を推し進め，消費者向けエンターテインメント／通信／家庭用ネットワーク環境の実現に最適なソリューションを通信プロバイダに提供する」（同氏）
またMicrosoft社とLucent社は，Microsoft TV IPTVとLucent社のDSL用局側収容モデム（DSLAM）およびADSL2＋モデムの統合に向け，了解覚書（Memorandum of Understanding：MOU）を交わしたことを同日明らかにした。これにより，ADSL2＋回線でMicrosoft TV IPTV対応セットトップ・ボックスに対し，標準または高精細のテレビ番組をオンデマンド配信できるようになるという。
「（Microsoft TV IPTVが採用している）Windows Media 9 SeriesフォーマットとLucent社のADSL2＋ソリューションの可能性を示すため，（SUPERCOMM 2004のデモンストレーションでは）高精細テレビ・コンテンツを単一のADSL2＋回線で配信してみせる」（両社）
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[発表資料（SUPERCOMM 2004のデモンストレーション）]
[発表資料（Microsoft社とLucent社のMOU）]
