米Microsoftの事業部門Microsoft Business Solutionsは,同社の中小企業向けERP製品の事業計画を米国時間6月16日に発表した。今後12カ月間に,「Business Solutions-Axapta」「同Great Plains」「同Navision」「同Solomon」製品ラインを強化する。
これらの製品は,中小企業に財務管理,サプライ・チェーン管理(SCM),顧客関係管理(CRM),ビジネス分析などの機能を提供するもの。Microsoft Business Solutionsによると,各製品ラインで「最良のTCO」「適応型プロセス」「ユーザー・エンパワーメント」「連携した業務」「洞察力」をテーマに,顧客のニーズを優先した製品づくりに努めるという。
また,VAR(Value Added Reseller)やISV(独立系ソフトウエア・ベンダー)と協力して,中核となる財務管理機能に重点をおくだけでなく,企業規模,業種,ビジネス・プロセス,企業の所在地域などに対応した製品を提供する。
最新版となる「Great Plains 8.0」は6月より,「Solomon 6.0」は7月より提供を開始する。また「Navision 4.0」は今年中に,「Axapta 4.0」は来年にリリース予定という。
◎関連記事
■米Microsoftの「Convergence 2004」が開幕,企業向け製品の新版を発表
■米Microsoft,中小企業向け会計管理ソフトの新版「Solomon 5.5」を発表
■米Microsoft,中小企業向けのビジネス管理ソリューション「Navision 3.70」をリリース
■米Microsoft,企業向けポータル製品「Microsoft Business Portal」をリリース
■「企業規模別に3種類のERPを用意」,ピープルソフトが製品戦略を発表
■米PeopleSoftと米IBM,中小企業向けソリューションの提供で提携拡大
■「競争の激化でCRMソフトの価格が大幅に低下」,米ISM
■「2004年のSCMソフト市場は前年比5%増の55億ドル規模へ」,米調査
[発表資料へ]