米palmOneは，同社の旗艦店をフィラデルフィア国際空港にオープンしたと米国時間5月7日，発表した。PDA「Zire」「Tungsten」，スマートフォン「Treo」，アクセサリなどの自社製品を展示し，販売する。
palmOne社はこれまで，カリフォルニア州，メリーランド州，マサチューセッツ州，ニュージャージー州のショッピング・センターや空港などに出店している。「2002年10月に最初の直営店をオープンして以来，今回で11店目となる」（palmOne社）
同社の店舗展開は，従来の文具店や電気店，あるいはオンライン・ショップなどで買い物をしない顧客を開拓するのが狙い。専門知識を備えたスタッフを配置することで，潜在顧客が製品を体験してから，購入できるようにする。「PDAや通信ソリューションは生産性や生活の向上に役立つという，我々のビジョンを具体化している」（同社）
palmOne社Stores Worldwide部門バイス・プレジデントのJohn Hartnett氏は，「当社の直営店では，製品を直接目で確かめ，試すことができる。その成果として，来客の約半数が予定外に製品を購入している」と説明した。「当社は，新たな顧客とロイヤルティの高い顧客の両方を引き付けている」（同氏）
palmOne社の直営店は，同社がデザイン・コンセプトや内装を手がける一方で，人材の雇用や教育を含めた店舗運営は契約会社が担当する。「これはメーカーと契約会社が提携した，新たなタイプの販売チャネルとなる」（同社）
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