米Sprintと米palmOneは,医療機関向けモバイル・ソリューションの提供で協力することを米国時間2月23日に発表した。Sprint社のPCSネットワークとpalmOne社のスマート・フォン「Treo 600」,およびサード・パーティのアプリケーションを組み合わせる。

 当初は,医療機関におけるカルテの移動や重要な情報のアクセスに焦点を当てる。医療スタッフが患者の介護に必要な情報の取得,追跡,記録を行なうための手段を提供する。患者のデータを簡単に所定の医療/管理システムに送信できるため,「医療ミスの原因や請求書の誤処理を削減することができる」(両社)。
 
 「医療機関は有線と無線を組み合わせたソリューションにより,高品質な患者サービスを実現しながら,プロセスの効率化とコスト管理を行なうことができる。palmOne社との提携により,柔軟性と信頼性の高いソリューションを提供できることをうれしく思う」(Sprint社ヘルスケア・マーケティング部門ディレクタのJennifer Johnson氏)

 Treo 600はフルカラー画面のスマート・フォンで,VGA品質のカメラを内蔵し,PCS方式の電話機能を搭載する。OSは「Palm OS 5.2.1」。Sprint社の全米にまたがるPCSネットワーク上で,電子メールやメッセージング,WWW閲覧などの無線アプリケーションが利用できる。

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[Sprint社の発表資料]
[palmOne社の発表資料]