米Gatewayは,無線LANアクセス・ポイント(AP)製品系列「Gateway 7000 Series」を米国時間4月6日に発表した。IEEE802.11g対応の「Gateway 7001 802.11g」と,同g/a対応の「同802.11a+g」の2製品を用意する。「企業が求めるセキュリティ機能を備えながら,設定や管理作業が必要ない製品」(Gateway社)という。

 Gateway 7001 802.11gの対応する無線LAN規格は,IEEE802.11b(11Mbps)と同g(54Mbps)。Gateway 7001 802.11a+gは,それに加えIEEE802.11a(54Mbps)と同a Turbo(108Mbps)に対応する。いずれもWi-Fi認定を取得済み。プロセサはIntel IPX422を採用。

 設定はWWWベースのソフトウエアから行う。APを1台設定しておけば,追加用APの設定作業は内蔵の無線配信機能で自動的に処理する。APは最大8台追加できる。

 100ユーザーまで認証可能なRADIUSサーバーを内蔵しているので,認証サーバーを別途設ける必要がない。そのほかのセキュリティ機能として,Wi-Fi Protected Access(WPA),Advanced Encryption Standard(AES),64ビット/128ビットWired Equivalent Privacy(WEP),PEAP,MSCHAP v2,SSIDのブロードキャスト禁止,MACアドレス・フィルタを備える。

 VLAN機能,Power over Ethernet(PoE)に対応し,10Base T/100Base T兼用ポートが2つある。さまざまな据え付け方が可能なブラケットが付属する。

 Gateway 7001 802.11gの価格は299ドルで,同日より利用可能とする。Gateway 7001 802.11a+gは399ドルで,4月13日にリリースする。

◎関連記事
米Gatewayが直営販売店を4月9日に閉鎖,約2500人の従業員を削減へ
「2004年の世界でのホットスポット利用者,前年比約3倍の3000万人に」,米Gartner調査
「2003年Q4の無線LAN市場は前期比10%成長,季節的要因とSOHO/消費者向け製品が後押し」
「世界WiFi市場,北米より欧州が急速に成長」,米企業の調査
「ノートPCのWi-Fi利用増加で企業のTCOは年間3~4%上昇」,米Gartner調査
「無線LAN向けセキュリティ,無線関連開発者の20%がWPAを採用」,米社調査
「北米中規模企業の60%が無線LANを2003年末までに導入する」,米Gartnerの調査
「ロンドンでは無線LANの63%が無防備な状態」,米RSAの調査

[発表資料へ]