米Intelは2003年第3四半期の業績見通しの中間修正を米国時間8月22日,発表した。69億~75億ドルとしていた売上高予測を,73億~78億ドルに引き上げる。

 通信関連製品に対する需要は依然として軟調だが,Intel Architecture事業がすべての地域とチャネルで予想以上に好調だという。

 粗利率は,従来予測の54%(プラス/マイナス2ポイント)から56%(プラス/マイナス2ポイント)に変更する。それ以外については,これまでの予測通りである。

 ちなみに米メディアの報道(CNET News.com)によると,第3四半期の売り上げ高が76億ドルに達した場合,前年同期と比べて14%,前期と比べて11%の増収となる。

 ちなみに同社の2003年第2四半期決算は,売上高が68億ドル(前期比1%増,前年同期比8%増),純利益は8億9600万ドル(前期比2%減,前年同期比101%増),1株当たり利益は14セント(前期から横ばい,前年同期比100%増)だった。

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