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「5月以降のPtoPサービス利用が減少,全米レコード協会の訴訟戦略の影響か」,米調査米NPD Groupは,家庭ユーザーによる音楽ファイル交換に関する調査結果を米国時間8月21日,発表した。それによると,4月に音楽ファイル交換を利用した家庭ユーザーは1450万世帯を超えていたが,5月で1270万世帯,6月では1040万世帯に減少していることが明らかとなった。全米レコード協会(RIAA)が音楽ファイル交換サービスの個人ユーザーを訴訟対象とする旨のキャンペーンを開始してすぐに,その影響が現れた模様だ。 RIAAは4月24日に,米連邦地裁が米Verizonに対して音楽ファイル交換サービスのユーザー名開示を命じた裁決について,「個人が不法なファイル交換を行った場合,ISPを隠れみのとして逃れることはできない」とのコメントを発表している。 この判決は様々なメディアで取り上げられ,その後さらにRIAAがファイル交換サービスの個人ユーザーを対象とした警告活動を実施した。そのため,RIAAからの召喚状を恐れた個人ユーザーがPtoPファイル交換を控えたようだ。 「RIAAの法的手段がファイル交換の減少に直結しているとは断言できないが,通常の季節的変動よりは減少幅が大きく,オフラインの小売業界と比較しても,その傾向が顕著だ。RIAAが個人ユーザーへの法的措置も辞さないことを公表した後に減少に転じていることから,RIAAの狙いは成功したといえるかもしれない」(NPD Group社バイス・プレジデントのRuss Crupnick氏) 1カ月あたりの音楽ファイル・ダウンロード件数は,4月の8億5200万件から6月には6億5500万回に減少した。しかし,引き続きダウンロードを行っているユーザーに限ってみた場合,平均のファイル・ダウンロード回数は,4月の59回から6月には63回へと増加している。 「調査結果は,RIAAの法的戦略が利用頻度の少ないユーザーに効果があったことを示している。不法なPtoPサイトに悩まされている音楽業界関係者にとって,今回の減少は喜ばしいことかもしれない。ただし,新たな有料音楽サービスも続々と登場しつつあり,これらの数が再び増えるかどうか,今後の動向が注目される」(同氏) ◎関連記事 [発表資料へ] |