コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)と日本レコード協会(RIAJ)は2002年5月29日,2001年5月と2002年1月に共同で行った「ファイル交換ソフト利用実態調査」の最終報告を発表した。「WinMX」などファイル交換ソフトの日本での利用者は,2002年1月時点で68万4000人であり,それまでに交換された「音楽ファイル」の総数は7500万件に達したと推計した。

 今回の調査結果をみると、「今は利用していなくても,通信回線の高速化など利用環境が整えば利用する」というユーザーは多いようだ。見方を変えると「ファイル交換ソフトを利用したいために,ADSL(非対称ディジタル加入者線)などのブロードバンド(高速大容量)サービスに加入したユーザーも相当数に上る」(ACCS)ということになる(詳細は日経ニューメディア2002年6月3日号に掲載)。

日経ニューメディアのホームページへ