米WebSideStoryは,高解像度モニターに関する調査結果を米国時間8月7日,発表した。それによると,インターネット利用者の約58%が1024×768画素以上の高解像度モニターを利用している。

 ちなみに2000年1月の時点では,1024×768画素以上の高解像度モニター利用者は34%だった。

 長い間800×600画素のモニターが主流だったが,今年4月に初めて1024×768画素以上のモニターの普及率が800×600画素のそれを上回った。高解像度モニターへの移行が進んでいることから,Web開発者は,Webページにさらに多くのコンテンツを追加して,効果的なサイト作成が可能になるという。

 「開発者やコンテンツ・プロバイダは,これまでの低解像度モニターのために,Webページに掲載する情報量の制約を受けていた。しかし,高解像度モニターの普及によって,状況は変化しつつある」(StatMarket社プロダクト・マーケティング部門バイス・プレジデントのGeoff Johnston氏)

■全世界の解像度別モニター普及率
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    解像度           2003年8月4日現在       2000年1月4日現在
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    1024×768画素以上         57.84%                   33.97%
    800×600画素以下            42.16%                   66.03%
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出典:WebSideStory社

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