韓国のSamsung Electronicsが米IXI Mobileから「Personal Mobile Gateway（PMG）」技術のライセンス供与を受け，携帯電話機や周辺機器に同技術を導入する。両社がドイツのハノーバーで現地時間3月12日に明らかにしたもの。
これによりSamsung社は，「世界初」（IXI Mobile社）のPMG対応携帯電話機「SGH-X410」を開発した。SGH-X410は3バンドGSM／GPRS対応機で，6万5000色表示，Bluetooth，40和音着信音といった機能を備える。同社はPMG対応の携帯電話機やその他製品を，ドイツのハノーバーで2003年3月12日～19日に開催されるCeBITで展示する。
PMGは，携帯電話網とPersonal Area Networks（PAN）を結びつけるブリッジに相当する技術。小型ルーター／サーバー機能を備え，携帯電話網と短距離無線通信を接続できる。
「PMGは，無線ネットワークと，新しいカテゴリのモバイル機器とのあいだの接点に相当する。こうしたモバイル機器は安価で，使用目的にぴったり合うという特徴を備える。たとえば，腕時計／ペン／電話／メッセージング端末／ゲーム機／カメラなどを，革新的でスマートな上，使いやすい装置に変えてしまう。さらに，ファッションや財布も犠牲にしない」（IXI Mobile社）
PMGの詳細については，IXI Mobile社のWWWサイトに掲載している。
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