ソニーとスウェーデンのEricssonの合弁によるSony Ericsson Mobile Communications AB社は10月18日,Bluetooth技術を利用したウェアラブル・ハンズフリー電話の新モデルを発表した。電子回路をクレジットカードの約半分のサイズに縮小したことにより,電話機をクリップで衣服に装着したりできるようになり,ネックレスや腕時計と同様に身につけて手を動かさずに通話できるようにしたもの。2001年11月から市場に投入される予定である。写真は,Bluetoothユニットとイヤホン。Bluetoot対応の携帯電話と組み合わせて使用する。

 Bluetooth Handsfree HBH-20は,近距離通信用のBluetooth通信機能を組み込んだ小型携帯電話機と,短いワイヤで接続されたイヤホンとマイクロホンから構成されている。また,ハンズフリー通話を可能とするために,音声応答・認識・ダイアリング機能が組み込まれている。HBH-20の主な仕様は以下の通りである。
・サイズ:68 x 35 x 22mm
・総重量:26g
・Bluetoothユニットのみの重量:18g
・通話時間:最大4時間
・待ち受け時間:最大60時間
・カラー:ベース部がシルバー,カバーがシルバーとダークブルー

 Sony Ericsson Mobile Communications AB社は,2001年10月にSonyとEricsson社が共同設立した会社であり,従業員数は3500人。

BusinessWireに掲載の発表資料へ