米Inktomiが米国時間1月16日に,2003会計年度第1四半期(2002年10月~12月期)の決算を発表した。売上高は1390万ドルで,前年同期の3310万ドルから大きく減少した。なおこの数字は,米Verityに売却した企業向け検索ソフトウエア事業の売上高を含まない。GAAP(会計原則)ベースの純損失は1700万ドル(1株当たり損失は0.10ドル)で,前年同期の純損失2900万ドル(同22セント)から赤字を縮小した。
一時的な費用を除いた純損失は,140万ドル(1株当たり損失は0.01ドル)となる。同条件の前年同期の純損失は2880万ドル(同0.21ドル)だった。
売上高の内訳は,WWW検索事業が1000万ドルで,コンテンツ・ネットワーキング事業が390万ドルである。
Inktomi社は当期,Verity社への企業向け検索ソフトウエア事業の売却を完了した。売却金額は2500万ドルで,そのうち現金2200万ドルを2002年12月に受け取っている。残りの300万ドルは2004年6月に支払われる予定。
なお,Inktomi社は2002年12月23日に,米Yahoo!が同社を買収することで合意に達している。Yahoo!社はInktomi社の株式1株当たり1.65ドルを支払う。
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