米Inktomiが米国時間8月28日に,同社の検索ソフトウエア「Enterprise Search」を米Microsoftのコンテンツ管理サーバー「Content Management Server」に組み込むと発表した。これにより,Content Management Serverの管理下にあるWebコンテンツに対し,Enterprise Searchを使ったインデックス付加や検索が可能となる。

 Content Management Serverについて,Microsoft社.NET Enterprise Servers担当主任製品マネージャのEric Swift氏は,「(Content Management Serverを使用すると)企業WWWサイトの構築/展開/維持作業を簡素化し,適切な情報をタイミングよく従業員,顧客,パートナと共有できる」と説明する。「当社のContent Management ServerにInktomi社のEnterprise Searchを組み込むことで,重要な業務情報へのアクセスを強化する。両社の顧客は,より重要で正確な情報を検索できるようになる」(同氏)

 Microsoft社は顧客などに対し,Content Management Serverの入ったインターネット業務ソリューション・キットにEnterprise Searchの評価版を同梱して提供する。

 Inktomi社は,「Enterprise Searchは導入が簡単で,強力な管理ツールを備え,オープンなアーキテクチャを採用しているので,総所有コスト(TCO)が低く済む」と説明する。

 「当社の自然言語による検索機能は,数100種類ものファイル形式に対応し,複数の言語を扱える。そして,データベース/ポータル/コンテンツ管理システム/コラボレーション・アプリケーション/セキュリティ・システム/ファイル・システム/Webサービスなどの,構造化/非構造化リポジトリを処理できる」(同社)

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