米SeeBeyondは,住友商事が「e*Gate Integrator」プラットフォームを導入したと,米国と日本でそれぞれ12月17日に明らかにした。住友商事は情報インフラ整備を目的とするSIGMA21プロジェクトの一環として,e*Gateプラットフォームを使ってSAP R/3と社内情報システムの統合を行った。
現在住友商事では,ミッション・クリティカル・システム用のインフラとしてe*Gateプラットフォームを使用している。すでにe*Gate用接続アダプタ「SeeBeyond e*Way Intelligent Adapter」を約80個導入し,400種以上のアプリケーションを接続したという。
SeeBeyond社によると,住友商事がe*Gateプラットフォーム採用を決定するに当たり挙げた主な理由は以下のようになる。
・大量の情報を処理可能な能力
・大規模な企業インフラに対応可能な機能
・SAP R/3に対するSeeBeyond社のシステム統合実績と親和性
・種類が豊富な接続アダプタ
「e*Gateを導入したところ,これまでの多種多様なシステム間の接続がシームレスかつ安定したものになった。その結果,運用コストを削減でき,追加したシステムやインタフェースの使い勝手が向上した。SIGMA21プロジェクトのなかでe*Gate Integratorは,SAP R/3と既存システムを接続するハブとして重要な役割を果たすだろう」(住友商事SIGMA21推進部部長代理の木下正明氏)
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