EAI(Enterprise Application Integration)ソフト・ベンダー大手米webMethodsが米国時間5月31日に,「当社のソリューションは米SeeBeyond Technologyのソリューションと比べ,性能やコストの点で大幅に優れている」とするベンチマーク結果を発表した。SeeBeyond社が2000年11月に発表した「当社の製品が優れている」とするベンチマーク結果に対抗したもの。

 webMethods社によれば,インテグレーション・プラットフォームのトランザクション処理テストを実施したところ,webMethods社のソリューションはSeeBeyond社のソリューションよりも,同一CPU数ベースの性能で4倍優れており,トランザクション当たりのコストも825%低いという結果が出たという。なお,テストにはSeeBeyond社のベンチマーク・テストと同じパラメータを用いたとしている。

 webMethods社によれば,米Dell Computerの4プロセサ構成のサーバーを使った場合のトランザクション処理性能は,1秒間に2万6526件で,1日当たり22億件強だった。スループットは1日当たり305Gバイトを超える。 また,米Sun Microsystemsの16プロセサ構成の「E6500」サーバーを使用した場合の処理性能は,1秒間に15万8907件で,1日当たり137億件強だった。スループットは1日当たり約178Tバイト。

 「SeeBeyond社のベンチマークは,拡張性の計測に関し,どれだけ正確であるのか信用できないところがある」(webMethods社)

 webMethods社は「webMethods B2B Server」や「webMethods Mainframe Integration Server」などのEAIソリューションを提供している。Webサイト(,,,00.html)でベンチマーク・テストの詳細情報(ホワイト・ペーパー)を提供している(詳細情報のページは要登録)。

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