米RLX Technologiesはブレード・サーバー「RLX ServerBlade 1000t」に動作周波数1GHzの米Transmeta製「Crusoe TM5800」プロセサを採用する。Transmeta社が米国時間12月16日に明らかにしたもの。

 RLX ServerBlade 1000tは,「RLX ServerBlade 667」に代わる新モデルで,「高密度と低コストをそのままに,処理性能を引き上げる」(Transmeta社)。24台のRLX ServerBlade 1000tを高さ3Uのシャーシ「RLX 300ex」に格納可能。業界標準の42Uラック1台に最大336台のサーバー・ブレードを設置することができるという。各サーバーは最大1Gバイトのメモリと最大60Gバイトのハード・ディスク装置を搭載する。

 RLX ServerBlade 1000tを格納した複数のシャーシは,「RLX Control Tower 4」ソフトウエアで管理する。数百台におよぶブレード・サーバーのソフトウエア・インストール状況を把握し,ブレード・サーバーとシャーシの動作状態を監視できる。

 「低発熱で省エネ効果のあるCrusoeベースのRLX ServerBlade 1000tにより,顧客は電力源を増やすことなく,システムを導入および追加できる」(Transmeta社社長兼CEOのMatthew R. Perry氏)

 RLX ServerBlade 1000tはLinuxのほか,Windows 2000 Serve,同Advanced Serverに対応する。価格は1329ドルから。

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